これは、一方が既婚者であり、それをいわゆる浮気相手、不倫相手といった方がいいか…に黙っている場合に生じる場合である。
この場合、不貞が発覚し、慰謝料請求されても、不倫相手が既婚者として認識していないとなると、心理的には許せるものではないが、請求権はない。
ほとんどの示談で却下される。
一方で、相手も認識していたら、相手にも請求することができる。
…というのがこの「離婚する際の請求権」に関わることではあるが、今回考えているものはそういうものでない。
心理的な問題に関して論じたいのである。
もちろん、浮気男(このサイトの趣旨がそうだから、あえて男と断定する)に騙された、という被害も訴えることが可能である、が、その心理的な被害はかなりものもだろう。
いわゆる二股、などとは違う。恋愛時とは違うのだ。ましてや、相手に家庭がある場合、子供がいる場合など、自分のせいで相手の家庭崩壊を引き起こした、と自己嫌悪に陥る場合もある。
そうなると、恋愛恐怖症となり、その人が結婚に至るかもしれないような恋愛まで阻害してしまうのである。
このことから、浮気はやはり悪であるという結論に変わりはないのだが、より根深い問題を引き起こす。
なんとか根絶できないだろうか…人間が動物、もっといえば生物である以上、理性をもってしても、その本能にはかなわないのだろうか…